☆終了報告☆ 3/11【オンライン】第27回 iCDユーザー会を開催致しました!

第27回 iCDユーザー会、多数の方にご参加いただき、無事終了いたしました。ご参加の皆様に感謝申し上げます。
2021年度最後のiCDユーザー会は、教育機関におけるiCDの活用事例として、麻生情報ビジネス専門学校様にご登壇いただきました。

企業支援委員会の木田委員長から2021年度の協会イベント総括と開会の挨拶があり、その後、麻生情報ビジネス専門学校 校長代行の北原聡様より「専門学校における実践的な教育とは iCDを活用した職業教育」をテーマにご講演を賜りました。

始めに世間一般で言われる「専門学校」は実は専門課程を設置する「専修学校」が略され、専門学校と呼ばれるようになったこと、都道府県知事の認可を受けて設置されることなどいわゆる専門学校に取り巻く事情をお話くださいました。2013年に高度な職業教育を行う学科として文部科学省から認可される職業実践専門課程の制度が始まり、麻生情報ビジネス専門学校様も認定校として認可され、その中で、認可の主な要件となる「企業と教育内容を考えている」、「企業と連携して授業が行われる」を実践するため、様々な団体や企業と連携している現状の説明がありました。

学内に企業や団体からの委員で編成された教育課程編成委員会でカリキュラムを検討するにあたり、共通の物差しとなるものがないかと考えていた2017年に福岡県情報産業協会から「iCDワークショップ」の案内があり、実践的な教育を行うために共通の物差しになるのではとお考えになり参加した経緯から毎年、活用領域を広げてきた歩みには学校ならではの事情、推進のプロセスの違いなど非常に興味深い内容でした。

2019年からは、学生のタスク評価を開始し、学生・教員が目標と到達度を共有する仕組みを始められ、その成果、課題についてお話いただきました。iCD診断システムを利用し、卒業年度に年2回、到達度を測る際に、企業で一般的に用いられる診断基準(レベルの判定)を学生向けにカスタマイズしていることなどここでも企業とは違う利活用の事例を伺うことができました。最後に、今後もiCDと診断結果を広範囲に活用していく旨のお話があり、ご講演を締めていただきました。

グループディスカッションでは、「インターンシップや採用活動にiCDを活用できるか」をテーマに参加企業、麻生情報ビジネス専門学校様にも加わっていただき、グループで議論いただきました。中途採用に活用されている企業はいるものの、新卒採用ではタスクや判定する基準を学生向けにわかりやすくすることで活用できるのではないかという前向きなご意見も多く、学校側だけではなく、受け入れる企業側でも学生向けにアピールするポイントとしてiCDで会社の強みを出せるのではと感じました。

iCD準拠システムのご紹介、第2弾としてAJS株式会社の磯川様、杉浦様に「AJS-iCD」についてご説明いただきました。AJS様でもiCDを活用されており、その中で生まれたという流れから詳しいシステムの機能などのご紹介でした。

閉会の挨拶として、井上主査からアンケートのお願いなどお知らせと共に、2021年度最後のiCDユーザー会ということで感謝と御礼を申し述べ、終了いたしました。

2021年度も多くの方々にiCDユーザー会へのご参加を賜り、心より御礼申し上げます。コロナ禍、オンラインでの開催も2年目となり、テーマ選定や内容の企画に追われた(笑)1年でしたが、ご登壇いただきました皆様、ご参加の皆様に支えられ、無事に終えることができました。
「こんなテーマでディスカッションしたい!」「こんな事例を聴いてみたい!」などリクエストを募集中です(切実)。

2022年度最初のiCDユーザー会は、2022年5月を予定しております。
詳細決定しましたら、メルマガ、本Webサイトで案内差し上げます。今しばらくお待ちください!

【開催概要】
開催日時 : 2022年3月11日(金)15:30~17:30
開催場所 : Zoomオンライン会議室
主催   : 一般社団法人iCD協会

〇プログラム〇

15:30~15:40 開会のご挨拶
    一般社団法人iCD協会 常任理事 木田 徳彦

15:40~16:25 事例紹介: 「専門学校における実践的な教育とは」

    <ご登壇者> 
     麻生情報ビジネス専門学校   校長代行 北原 聡様

16:25~16:30 休憩

16:30~17:10 グループディスカッション+全体共有(ワーク30分+全体共有10分) 
                          テーマ:インターンシップや採用活動にiCDを活用できるか

17:10~17:25 iCD協会 準拠システムの紹介 「AJS-iCD」
    <ご登壇者>       

     AJS株式会社 インダストリービジネス第1事業部 
            パッケージサービス部 磯川 洋一様・杉浦 裕美様

17:25~17:30 閉会挨拶、アンケート依頼および事務連絡
     一般社団法人iCD協会 企業支援委員会 活用支援研究部会 主査 井上 淳

◆当日の資料はこちら会員向け:メール・メルマガにてPWご確認ください)

★アンケート回答にご協力ください
 Googleフォームからは、こちら
 word版は、こちら

★麻生情報ビジネス専門学校のiCD活用事例を公開しました