理事長 金 修より新年度のご挨拶を申し上げます

施策の展開は【ミドルアップ】と【トップダウン】で!

協会の活動も3月で第5期が終わり、この4月から第6期、実質的には5年目の活動に入りました。お陰様でiCDの応用範囲も広がり、その結果として採用企業の業種などにも、広がりが見られます。

さて、先の北京オリンピックのTV放送を見ながら、いろいろ感じることも多くありました。前回のオリンピックでの雪辱を最大テーマとした経験者、初出場者を楽しむといった事など、選手にとってその目標とする処は、選手の置かれた立場によって千差万別です。
その中で、選手とコーチの関係の報道を改めて見返してみると、目標に向かって行う基本的な事は、全て同じであると感じました。当たり前ですが目標に向かって成すべき事を明らかにし、その進捗を見える化し、トレーニング方法を工夫し、その事を地道に繰り返している事です。

企業における人材育成も同じことです。経営目標を明らかにした後に、その目標に向かって“人”なる経営資源をいかに活用するか、“人材育成”をいくら叫んでいても前には進みません。どんな小さな事でも良いので人材育成の「仕掛け」を考え、まずその「仕掛け」を小さく生み、大きく育てる事によって、経営成果に結びついていくはずです。

さて、具体的にアクションをとる段階で、上手く進める事が出来ない理由として多く挙げられるのは、「トップの理解や姿勢」と言った事です。確かに新しい施策、特に人材に関わる施策となると全社的に関わるテーマですので、トップの理解や後押しは必須ですが、経営トップが全てに関わる事は出来ません。そこで重要な役割を担うのがミドルです。

ミドルが仕掛けの企画や設計を行い、ミドルアップによってトップの同意を得て、トップダウンで仕掛けの展開行っていくパターンが、日本で最も成果を上げ易いパターンです。展開にあたってトップの背中をミドルが、あるいはミドルの背中をトップが推す、いずれにしてもトップとミドルのタッグが重要です。そして、その初動はミドルアップであり、その熱量がトップを動かします。

日本らしさを生かすジョブ型マネジメントを進めるために、新たな仕組みの企画と設計、そしてその施策の進め方など、ミドルアップのための要点を皆さまと研究し、人に関する経営基盤強化に資する活動を、積極的に進めてまいります。

多くの方々のご参加をお待ちしております

2022.4
一般社団法人 iCD協会
理事長 金 修