透明性の高い人事評価制度で
エンジニアの成長を加速する

齊藤 様 佐々木 様

会社のご紹介
 株式会社YAZ様は、優秀なエンジニアを育成して、より良い社会を創造することを理念とする会社です。スマートフォンアプリやWebアプリの開発、クラウド基盤構築など、これまでに培ってきた技術に加えて、xRなどの最新技術にも積極的に取り組んでいます。また、社員一人ひとりが挑戦を楽しめる環境を整えており、時代の変化に応じた顧客ニーズに応えることができます。業種や業態を問わず、お客様のサービスの企画から運用保守まで、一貫して支援しています。

株式会社YAZ
設立:2004年6月16日
従業員数:85名(2023年4月現在)
事業内容:ITソリューション事業(システム開発構築/Webサービス企画提供)、HRソリューション事業(採用支援コンサルティング/採用メディア支援)、TrueColorsサービス事業(企画/開発)

URL:https://www.yaz.co.jp/

取り組みについてお伺いさせてください

 当社は、お客様のビジネス課題を解決するために、優秀なエンジニアを育成することを重視しています。iCDを活用した人事評価制度を導入することで、エンジニアの成長を可視化し、やる気を引き出します。具体的には、評価グレード毎に、エンジニアがどのようなスキルや知識を身につけているのかを明確にしています。また、評価結果をフィードバックすることで、エンジニアが自身の強みと弱みを理解し、成長につなげることができます。この取り組みにより、チーム内での相互理解が進み、コミュニケーションの質が向上することを期待しています。現在、私たちは、新人事評価制度の運用定着支援や、iCD診断結果の有効な活用方法について企画、提案を行なっています。

 

iCDをご導入いただいたキッカケを教えてください

 当社は、創業以来、人事評価に目標管理制度を活用していました。社員数の増加に伴い、リーダー人材が不足したことで、適切な目標が設定できなくなり、目標管理制度が形骸化してきました。目標管理制度が機能していないことが、優秀な人材の育成に影響を与えているという認識が社内で共有されていたため、早急に制度の見直しが求められていました。

 社員一人ひとりが、自分の現状について正確に把握し、適切な目標を設定、公開することにより、周囲の理解と協力が生まれ、個々の成長を支援する環境が育まれます。そのため対策としては、エンジニアが保有するスキルを可視化するツールの導入が望ましいと考えており、当初はITSSの導入を検討していました。しかし、調査の過程で、iCDの存在について知り、タスクディクショナリを用いた企業毎の役割定義など、ITSSと比較して柔軟性が高いところ、また組織分析などにも活用できる点に魅力を感じて、iCD導入を決定しました。

 

 

執行役員CTO 兼 人材開発室 室長 佐々木 様

iCDをどのように活用されていますでしょうか

 当社では、毎年2回(上期/下期)、人事評価を実施しています。その際に、iCD能力診断を実施して、半年間の業務経験で成長したタスク項目について自己評価を行います。評価者との面談の中で、実績と診断結果の報告を行い、業務実績と自己評価についての認識合わせを行います。また、人事評価制度で定められた役割レベルとの差分から、次の成長目標を定めます。

 この時、上長は、実際に与える仕事内容と設定する目標に整合性が取れているかを注意します。本人は、担当する業務内容と、成長目標として設定したタスク項目から、上長が、自分に何を期待しているのか具体的に把握することができます。

 一人ひとりのiCD能力診断結果を集約し、組織分析にも活用することで、各部門の強み、弱みを洗い出し事業戦略に沿った人材育成計画の立案にも役立っています。

取り組みがスムーズに進められているポイントを教えてください。

 当社の理念上、目標管理制度の形骸化については、社長以下、全社的に課題意識が共有されていました。そのため、人事評価制度を改善するということについて、前向きに捉えてくれる人が多かったことは良かったと思います。社内のiCD理解を深めるために、社長から始め、役職毎に段階的にiCDセミナーを開催していき、良き理解者として巻き込みながら、制度設計を進めたことも、自分自身が決定に携わってきたという認識が生まれたことも前向きに受け入れられた理由だと思います。

 iCD能力診断は、自己評価で行なっているため、人事評価制度において役割レベルを厳密には評価に適用していません。役割レベルに応じて、期待する業績や行動ができているかが評価ポイントとなり、iCD能力診断結果は、あくまで人材が成長するための社内共通のモノサシとして利用しています。

 組織分析結果を用いることで、各部門の事業戦略を実現するために必要な人材像が明らかになり、社内で育成するのか、社外から採用するのかを、人事と事業部門が話し合うきっかけにもなっています。また部下の面倒を見るマネージャー層が、部下育成に本腰を入れ始めたので、マネージャー層の意識改革にもつながりました。 成長している社員に対しても、評価者による感覚的な評価ではなく正当な評価ができるようになりました。

ビジネス推進部 採用・広報セクション 齊藤 様

iCDをご導入されて変化したことはどのようなことでしょうか

 人事評価制度にiCDを組み込み、半期毎にiCD能力診断を実施するようになったことで、目標とする場所と、今の立ち位置が明確になり、社員一人ひとりが、今、何に集中すべきかが明確になり、全社的にキャリアの解像度が上がりました。また、個人目標が明確になったことで、指導項目を具体的に洗い出せるようになりました。その結果、メンターによる指導効果が上がるとともに、メンター同士の協力体制も築けるようになりました。今後は、社員研修として標準化を行うなど、更なる教育の効率と質の向上を目指すことができると考えています。社員自身、キャリアの解像度が上がり、上長との共通認識が形成されることで、自己成長を加速させることにつながっていると感じています。

 エンジニアの採用競争は激化しています。 若手人材は、安心して成長できる環境を求めています。iCDを人事評価制度に組み込み、透明性の高い制度づくりを推進することで、応募者に安心感を与え、採用活動で選ばれやすくなりました。

今後の展望についてお聞かせいただけますでしょうか

 iCD能力診断結果と人事情報を組み合わせることにより、エンジニアの成長を促進する環境づくりを目指します。また、人的資本の可視化により、企業の事業戦略実現を支援する仕組みを構築したいと考えています。今後、IT業界は、ますます専門分化が進み、スペシャリストの需要は増えていきます。エンジニアが、自ら専門分野を定め、様々なプロジェクトに参画して経験を積み、技術力を高め、スペシャリストとしてキャリアを積み上げるためには、iCDのタスクレベルで、プロジェクトマッチングできる環境の構築が必須と考えています。自社サービス「True Colors」では、このような環境の構築を実現することを目指しています。

※ 十分な距離を開けて取材をさせて頂いております。