理事長 金 修よりご挨拶並びに協会活動の新たな決意をご報告いたします

デジタル化やDX化には、タスクの適切な把握を!

コロナの感染も飲食業界や観光業界、そしてその関連業界の事業環境に大きな犠牲を強いて、やっと下降の傾向が見えてきた今日です。

過去にもオイルショック、リーマンショックなど〇〇ショックと呼ばれ、それが切っ掛けとなって諸々の変革が起きてきました。
今回も「コロナショック」という事が言え、これまでのショックに比べ本質的なコト(モノ)(必要なコト(モノ)と必要でないコト(モノ))を考えさせられ、少し異質なショックだったのではないでしょうか。

身近な例では、デスクワーカーにとってのテレワークは日常的に当たり前の執務形態となり、半ば強制的なテレワークによって、新たな気づきを得た方も多い事と思います。
この事はコロナ禍が収まった後でも、少しやりかたを変えた形で法律や社内規程も含めて定着していくことでしょう。
その結果、これからの事業の在り方なども、新たな視点での改革が行われる事が想定されます。

今回のコロナ禍によって、様々な事が顕在化しました。その中で顕著になった事の一つが、日本のIT化の遅れです。

中国、韓国、台湾、そしてシンガポールなど、近隣諸国との差を少し感じていたものの、この遅れを具体的に自らの事として改めて認識させられました。

情報通信技術の発達が次の産業革命を起こすと言われて久しいですが、我々が日本で生活している中では、その事の重要性を感じる事があまり出来なかったのではないでしょうか。
しかし、今回のコロナ禍によって情報通信技術活用の遅れが顕在化し、他国との差が暴露されてしまいました。

これらの国との差は、これまでの経済成長の成功体験がむしろ邪魔をし、情報通信技術なる武器を有効活用しきれていない結果と言えます。
IT化に長く携わってきた身としては、悔しさや反省など複雑な想いでもあります。

コロナ禍の中でこれまでのやり方を変えようとしている今の状況は、誤解を恐れずに申し上げれば、IT化促進が活発化する絶好のタイミングとも言えます。
今度こそあらゆる分野や業界でIT化促進の動きが活発になることは確実です。

そこで、盛んに言われているデジタル化やDX化が急がれますが、この事は決してそれ自体が目的ではありません。このような時こそ、最も大事なことは目的達成のためのタスクの適切な把握と、それに対応する人材の確保・能力アップであり、正に皆さんが苦心して展開されているi コンピテンシ デクショナリの活用や展開そのものです。

弊協会では、iCDを活用する企業に対し、毎年その活用による成果を顕彰させていただくことを目的として「iCD活用企業認証」を実施しておりますが、2020年度につきましても、第6回となる審査会が先般終了しました。
毎年感じる事ですが、認証企業のトップクラスは、iCDを通じて、「人」という最も大事な経営基盤を強固なものとすると共に、経営数字を確実に向上させている事に感心させられます。
この事を大勢の方に知って頂き、一層多くの企業や団体が、iCD活用に参加していただけるようにしていきたいと思います。

2021.3.1
一般社団法人 iCD協会
理事長 金 修