☆第21回オフ会報告☆ 3/24「自治体のDX推進の現状 Part2 」

自治体のDX推進の現状について、参加者の皆さんで意見交換を行いました。

3月のオフ会、年度末ご多忙の中、ご参加の皆様、ありがとうございます!
1月オフ会でご好評だったテーマで時間の都合で泣く泣くカットした内容について、再度、横須賀市 経営企画部 ICT戦略専門官の松本 敏生様にご登壇を賜り、「自治体のDX推進の現状 Part2 」としてお話いただきました。

参加者自己紹介の後、前回参加していない方に向け、松本様から自治体のおかれた状況についておさらいを兼ねて共有いただきました。前回も感じましたが、現状を変革していくにあたって、トップの英断とリーダーシップは必要ですが、課題解決にあたる現場のマネジメントやひとりひとりの意識、モチベーションと誠実に、地道に向き合っていく過程が重要なポイントだと改めて学ぶことが出来ました。自治体独自の状況、環境はあるにしても、民間企業においても状況、環境の違いがあるのは同じ、新しい取り組みや現場の改革には抵抗が伴い、違和感を超えるまでの苦労は共通だという参加者のご意見にも納得しました。

今回は、「管理職はDXとどう向かい合うべきか」、「横須賀市の取組み」を中心にご講演くださいました。取り組みにあたって、管理職の方々に問いかけた6つのうち、DXは「未来」を創造する活動である、現状と将来の見通し、リスクとステークホルダーへのメリットを考えてもらった点は、自治体の管理職層にはなかった視点ではないかと感じました(失礼を承知で)。理想的なDX推進や管理職としてどう行動すべきか、では、企業におけるDX推進でも重要なポイントであり、そのまま企業向けのDX推進をテーマにした講座になるのではとお話を伺いながら、考えていました。

「横須賀市の取組み」では、DXに関する事業内容について、事例を交えながらお話くださいました。令和4年度までは3ヶ年の中期計画の下、窓口業務改善や職員の業務効率化による生産性向上、意識改革や共働化の取り組みを優先度を上げて実行してきたこと、令和4年以降は、自治体システム標準化の推進やガバナンスの強化、ICT人材の育成といった新たな重要課題に向けて解決を図ることを目指しているお話を伺うと、将来を見据えて、着実に進んでいらっしゃることに、感心するとともに、他の自治体へ横須賀市の取り組みが伝播していくことを願いつつ講演を拝聴していました。

講演後の質疑応答、意見交換では時間いっぱいまで参加者の方からご質問、ご意見をいただき、松本様のご回答、参加者同士のディスカッションでさらに盛り上がりを見せました。上原主査が締めに入ろうとするも、色々意見が出て、仕切り直す様子がオフ会らしさを物語っていました。

ご登壇いただいた講師の方々、参加者皆様のおかげで2021年度もつつがなくオフ会の全日程を終了することができました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。オフ会なのにオンラインで、というスタイルを続け、2年が経ちます。2022年度は本来の意味のオフラインでのオフ会を実施したいと願っております。

2022年度オフ会は、日程、テーマともに鋭意企画を進めております。改めてメルマガなどで案内差し上げますので、お楽しみに!

【第21回オフ会 開催概要】
開催日時 : 2022年3月24日(木)19:00~21:00
開催ツール: Zoom(オンラインで実施)


19:00~19:05 ご挨拶 オフ会運営部会 上原主査

19:05~19:15 参加者自己紹介

19:15~20:15 「自治体のDX推進の現状 Part2 」
        <ご講演者>
         横須賀市 経営企画部 ICT戦略専門官 松本 敏生様

20:15~ 意見交換

ご講演の様子