理事長 木田 徳彦よりご挨拶を申し上げます

新理事長より皆様へ
このたび、iCD協会の理事長に就任いたしました。
iCD(i コンピテンシ ディクショナリ)は、IT人材に求められる業務(タスク)と能力(スキル)を体系的に整理し、組織と個人の成長を支える基盤として発展してきました。
企業は事業戦略を実現するために必要な業務を明確にし、その業務を担う人材を育成する必要があります。一方で、働く個人にとっても、自らの強みや課題を理解し、主体的にキャリアを形成していくことが求められる時代になっています。
私は、iCDが単なる人材育成のためのフレームワークではなく、企業と個人が共通の視点で業務と能力を捉え、成長について対話するための「共通基盤」であると考えています。
近年、デジタル技術の進展や生成AIの普及により、仕事の内容や求められる能力は大きく変化しています。このような環境変化の中で、iCDもまた進化し続けなければなりません。
これまで培ってきた体系の価値を大切にしながらも、時代に即した業務やスキルを取り込み、継続的な刷新とアップデートを進めてまいります。また、情報処理推進機構(IPA)が策定したデジタルスキル標準(DSS)とも連携しながら、人材育成やリスキリング、キャリア形成を支える実践的な基盤として、iCDのさらなる発展に取り組んでまいります。
そして、社会や産業の変化に対応しながら、企業や教育機関、そして個人にとって、より実践的で価値ある基盤へと進化させていきたいと考えています。
私がもう一つ大切にしたいことがあります。
それは、「活用されてこそ価値がある」ということです。
どれほど優れた体系や仕組みであっても、現場で活用されなければ意味がありません。人材育成、組織づくり、キャリア形成など、さまざまな場面で自然に活用され、利用する皆様にとって分かりやすく、使いやすい存在でありたいと考えています。
iCDは、企業のためのものでも、個人のためだけのものでもありません。企業の成長と個人の成長をつなぐ共通基盤です。iCD協会はこれからも、多くの皆様の声に耳を傾けながら、その価値を高め、広げていく活動に取り組んでまいります。
今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2026年6月吉日
一般社団法人 iCD協会
理事長 木田 徳彦
